海苔は確かに一種保存食ですが、湿気に弱いということを頭に入れて置いてください。 
        乾燥した気候の10月下旬から3月までは、ポリ袋にでも入れて、放り出しておいても大丈夫でしょう。 
         
        ただ、最近の家は、機密性が良く、快適な家の中の環境を維持するために、高温・適度な湿度が保たれている場合が多いものです。 
        多分皆さんは、お買い求めた海苔は台所に保管するでしょう。 
        一般に、台所は湿度が高いものです。 
        従って、海苔の劣化する環境が、このシーズンにもあるのです。 
         
         
        とにかく、海苔の保存は湿気との戦いです。 
        このページをご参考していただいて、ご自分流の保存方法を考えてみてください。 
         
色々な箱を利用している方がいらっしゃいます。 
ここでは、知り合いのMさんの保存箱を紹介します。 
  サイズは概ね300x210x300 
     
 
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  箱のサイズは次の条件によって決定されます。 
   
  1.乾燥剤をこれでもかと思うくらい入れますので、その乾燥剤の占有容積。 
  2.海苔を、どの程度の数量入れるのであるのか。海苔の占有容積。 
   
  この二つを頭に描くことで、箱のサイズは決まる訳です。 
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  どんな保存箱を使っても良いのですが、とにかく開け閉めが素早く出来て、密閉性の良いものである事が大事な点です。 
   
   
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  すべての袋が、取り出し口(保存箱の蓋の付く面)から抜き出せるように入れておくことができるもののほうが良い。 
   
  海苔もいろいろな種類があります。 
  青の入った海苔。10月に採れた海苔、暮れに採れた海苔、明けて3月に採れた海苔。A製造者の海苔、B製造者の海苔。などなど。 
   
  こういった様々な種類別に調達した海苔を、その時々の気分で食べるのですから、保存箱には積み重ねて入れない方が良いでしょう。 
   
   
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  保存する場合には、10枚づつをポリ袋に入れます。 
  口を絞って、輪ゴムで軽く止めると更に良いと思います。 
  海苔は、通常は、10枚一単位に重ねて、それを縦に半折りして(更にこれを10個併せて、封緘紙で束ねられた新しい紙幣みたいに、紙で綴じ束ねて)取リ引きされています。 
   
   
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  保存箱には、充分な量の乾燥剤を入れます。 
   
  乾燥剤の種類によっては、かなり臭いのキツイものがあります。 
  これはもう、試行錯誤しての経験によるしかないのですが、臭いの少ない乾燥剤を選びます。 
   
   
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  保存箱は、開け閉めの時間をなるべく少なくしたいものです。 
   
  焼きに掛かる前に、今日はx枚焼くぞ、としっかりと意識します。 
  それから、保存箱より、x枚取り出します。 
  そうしたら、即座に保存箱は蓋をしなければなりません。 
   
   
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  ところで、一度に焼くことの出来る枚数は2枚だけです。 
  ということで、(x-2)枚は、この瞬間から焼きの工程に入るまでの間、どこかに保存して湿気から守ってやる必要があります。 
  このときに、ポリ袋に入れてやる、というのが、ウラワザといえば裏技です。 
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