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保存方法

海苔は確かに一種保存食ですが、湿気に弱いということを頭に入れて置いてください。

乾燥した気候の10月下旬から3月までは、ポリ袋にでも入れて、放り出しておいても大丈夫でしょう。

ただ、最近の家は、機密性が良く、快適な家の中の環境を維持するために、高温・適度な湿度が保たれている場合が多いものです。
多分皆さんは、お買い求めた海苔は台所に保管するでしょう。
一般に、台所は湿度が高いものです。
従って、海苔の劣化する環境が、このシーズンにもあるのです。


とにかく、海苔の保存は湿気との戦いです。
このページをご参考していただいて、ご自分流の保存方法を考えてみてください。


色々な箱を利用している方がいらっしゃいます。
ここでは、知り合いのMさんの保存箱を紹介します。

サイズは概ね300x210x300
Dscf0097.jpg (23564 バイト)Dscf0098.jpg (27779 バイト)

ツボを押さえよう!
箱のサイズは次の条件によって決定されます。

1.乾燥剤をこれでもかと思うくらい入れますので、その乾燥剤の占有容積。
2.海苔を、どの程度の数量入れるのであるのか。海苔の占有容積。

この二つを頭に描くことで、箱のサイズは決まる訳です。

ツボを押さえよう!
どんな保存箱を使っても良いのですが、とにかく開け閉めが素早く出来て、密閉性の良いものである事が大事な点です。


ツボを押さえよう!
すべての袋が、取り出し口(保存箱の蓋の付く面)から抜き出せるように入れておくことができるもののほうが良い。

海苔もいろいろな種類があります。
青の入った海苔。10月に採れた海苔、暮れに採れた海苔、明けて3月に採れた海苔。A製造者の海苔、B製造者の海苔。などなど。

こういった様々な種類別に調達した海苔を、その時々の気分で食べるのですから、保存箱には積み重ねて入れない方が良いでしょう。


ツボを押さえよう!
保存する場合には、10枚づつをポリ袋に入れます
口を絞って、輪ゴムで軽く止めると更に良いと思います。
海苔は、通常は、10枚一単位に重ねて、それを縦に半折りして(更にこれを10個併せて、封緘紙で束ねられた新しい紙幣みたいに、紙で綴じ束ねて)取リ引きされています。


ツボを押さえよう!
保存箱には、充分な量の乾燥剤を入れます

乾燥剤の種類によっては、かなり臭いのキツイものがあります。
これはもう、試行錯誤しての経験によるしかないのですが、臭いの少ない乾燥剤を選びます。


ツボを押さえよう!

保存箱は、開け閉めの時間をなるべく少なくしたいものです。

焼きに掛かる前に、今日はx枚焼くぞ、としっかりと意識します。
それから、保存箱より、x枚取り出します。
そうしたら、即座に保存箱は蓋をしなければなりません。


ツボを押さえよう!
ところで、一度に焼くことの出来る枚数は2枚だけです。
ということで、(x-2)枚は、この瞬間から焼きの工程に入るまでの間、どこかに保存して湿気から守ってやる必要があります。
このときに、ポリ袋に入れてやる、というのが、ウラワザといえば裏技です。

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